2023年の難民認定者数等に対する意見

出入国在留管理庁(入管庁)から、2023年の難民認定者数等が発表されたことを受けて、名古屋難民支援室では声明を公表します。

一次手続での難民認定者数は289名に上り過去最高を記録したものの、アフガニスタン出身者が237名とその82.0%を占めていることに加えて、アフガニスタン出身者についても難民として認定されたのは旧政権の関係者に限られており、難民認定をめぐる状況が改善したとは言うことができません。

また、本来難民として認定されるべき人が補完的保護や「特定活動」といった、認定難民と比べて不安定な地位に置かれていると考えます。難民を須く難民として認定するため、補完的保護や「特定活動」を含めた制度全体について適正な運用がなされることを期待します。